病名転帰の考え方

レセプトで記載される病名に対して付けられる「医療の過程や結果」を示す言葉!

はにわ

この検査はなんで、必要なの?
この病名はずっと付いてるけどなんで?

審査の人は、病名を見て判断している!

病名を整理するために必要な病名転帰!

しっかり見ていこう!

レセプトではココの箇所

今回はここのことをお話ししていくよー

継続

治療が継続中。
そして今後も通院が必要と判断される場合に使うよ

高血圧とか、糖尿病とか毎月「病状の管理がきちんとできているか」定期的に診察にくる人は、ずっと病名がついている
これが「継続」の状態。

治癒

病状がなくなって、次回の治療がいらないと判断される場合

はにわ

風邪や一時的な体調不良でよく来院する人は
基本「治癒」で病名を整理する!

こんなケースで使う

風邪ひいて、次回来院時には治ってた場合は…治癒!!

中止

これには2通りのパターンがあるよ

①患者さんのやむを得ない都合で通院が途絶えた時

はにわ

病院の都合でなく、患者さん側の事情によって通院できない場合にするよ

②「〇〇の疑い」病名からその病気じゃないと診断された時

例えば、「〇〇の疑い」病名から「確定」病名に変わった際の、「〇〇の疑い」病名は中止。

詳しい例を見てみよう!!

こんなケースで使う

①の場合
患者さんの都合で「引越し」や「転医をした」とき

②の場合
インフルエンザの疑いのため抗原検査実施→陰性だった→「中止」

はにわ

②の場合、これが正式らしいけど、
うちの病院は治癒にしちゃってるのはナイショ。

死亡

患者さんんが死亡した際につけるよ

遺族の方からの申告や、転院先から連絡がくることがある!

ここで一言メモ!

病名転帰では、レセプトの右上に表示されると言ったけども

表示されるのはこの2つ!!

レセプトに表示されるもの

  • 治癒 (当月分のみ)
  • 中止 (当月分のみ)

だから、継続中の病名や、死亡した場合もレセプトには載らないよ

ただ、病名に当月「治癒」「中止」した場合はレセプトに載る!

転医

今後別の医療機関で治療をしていく場合に使うよ

はにわ

自己都合の転医は「中止」になるけど、自院から紹介状などで転医する場合は「転医」になるみたい

終了

正式なレセプトの転帰区分ではないけどカルテや診療記録で区分が上がってくる病院がある!

これは「診療終了日」としてあるみたいだよ!

「治癒」と「中止」の転帰区分は返戻や疑義照会の大きな要因となる!

こんなことがあったよ

はにわの病院では、インフルエンザの抗原検査を先生がよくするんだけど

はにわ

同じ人に月に2〜3回とかするケースがあるのよ…

症状が続いてるから、もう1度チェックしようっていう意味なんだけど、

病名にインフルエンザの疑いがもう入ってるから、2回目の検査もそのままでいいと思うじゃん?

審査では、これはNG!!

2回目の検査の時は一度病名を「治癒」または「中止」にしてから再度病名を入れ直す作業をしているよ。

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